JOURNAL
nanamica
ASPHALT & GREEN RECORD Vol.1 「春を待つ、僕とマウンテンパーカと。」
2025.01.24

昨日詰め込んだばかりのバックパックの中身をひとつずつ取り出して、最後の確認をする。
気づけば出発の時間を過ぎ、いつものように慌てて家を飛び出した。
この一本を逃したら次の電車まで40分も待たなければならないのが僕の地元だ。





さっと羽織ったお気に入りのマウンテンパーカには、財布やカメラがぴったりと収まる深いポケットがたくさんある。
右側には使い込んで色褪せた財布、左側にはフィルムカメラを。忘れっぽい僕には、こういう機能的な服が一番いい。
かばんいらずでどこにでも気軽に出かけられるし、はっ水性があるから急な雨も怖くない。
これからの新生活でもきっと頼もしい相棒になってくれるはず。




慌ただしく足早に歩く人々。見上げるほどに高いビル。
慣れない景色に圧倒されながらも、東京の暮らしへのかすかな憧れが、実感へと少しずつ変わっていく。
何年、何十年経っても、このときを思い出すんだろうな。