JOURNAL
nanamica
nanamica 2024 Spring and Summer
果てしのない時間を経て、いまここにある風景。
その雄大さを目の当たりにすると、気持ちも晴れていく。
海と向き合っているときのように、
普段の忙しい日々も、心地よく過ごしていたい。
シンプルだけれど機能的で、
いつでも快適なnanamicaのウエアとともに。
ONE OCEAN, ALL LANDS
海はひとつで、世界はつながっている。
軽やかに重ねる。
ドッグイヤーカラーを採用し、裾にリブをあしらうなど、ハリントンジャケットの要素を取り入れたアウトドアベスト。リサイクルナイロンを素材としたタフタを使い、軽やかな着心地を実現した。ブラックの緯糸とともに織り上げ、後染めで仕上げたレッドは深みがあり、表面に生まれる陰影がさらにその魅力を増す。
Zip Up Wind Vest [SUAS412] ￥33,000
ヨットに乗るときに着用するセーリングパーカをイメージした、どこかクラシックな雰囲気が漂う一着。首や裾に配したシート風のコードも、遊び心のあるアクセント。リサイクルナイロンを使ったタフタの表面には、環境に配慮した非フッ素系はっ水加工を施した。ショートパンツを合わせれば、よりスポーティーに。
いつもの快適さ。
ハンティングジャケットをベースに、バンドカラーを採用するなど、シンプルでリラックス感のあるアウターに。表地はリサイクルポリエステルの芯をオーガニックコットンで覆ったカバーリングコアヤーンのブロード。製品洗いによってメッシュの裏地が縮むため、全体にほどよい膨らみを帯びて、やわらかな風合い。
Band Collar Jacket [SUAS409] ￥49,500
着心地がうれしい。
パプコーン編みならではのざっくりとした編み目が、ゆったりしたフォルムに調和するセーター。和紙とポリエステルを撚り合わせた太い糸を使うことで、通気性がよく、清涼感のある一着に仕上げた。前面はサドルスリーブ、背面はヨークスリーブというつくりで、厚みがありながらも肩や腕を動かしやすくしている。
軽快なままに。
かつてジャズミュージシャンたちに愛用されていた、ダブルブレステッドのブレザーがベース。より気軽に楽しめるように、フォルムをはじめ、ポケットの位置や形状にもアレンジを加えた。貝ボタンも海を感じるアクセントに。パンツも共通の素材は、カバーリングコアヤーンにリネンを掛け合わせたウェザークロス。
New Port Jacket [SUAS408] ￥63,800
海とブラック。
スタンドカラーをアクセントにしたシンプルなジャケット。オーバーサイズ気味に着ると、より新鮮な印象に。ウール／リネンの生地が風合いよく、ブラックでも表情が豊か。取り外し可能なチェンジボタンを採用したリバーシブル仕様で、ネイビーの面も楽しめる。ブラックで統一するなら、パンツとセットアップで。
Wool Linen Jacket [SUAS405] ￥49,500
このクルージャケットとイージーパンツには、吸汗速乾性やストレッチ性に優れたアルファドライ®に光電子®を配合したオリジナル生地を使用。光電子®の働きにより、自分の体温を輻射して活用することで、服の中を自然な温かさに維持できる。気温の変化が激しい環境でも、ずっと快適に過ごせて頼りになる服だ。
ALPHADRY Crew Jacket [SUAF351] ￥39,600
nanamica Loopwheel COOLMAX Jersey Tee [SUHF377] ￥8,800
ナナミカの服。
ナナミカを始めて20年が経った。大きなブランドではないけれど、いろいろな国のひとに着ていただいていて、ブランドが20歳になったなって感じがする一方で、初めてお会いする方から「どんなブランド？」ってよく聞かれる。だから、ナナミカの自己紹介をもう一度。ナナミカは、「スポーツウエアの機能性と時代に合ったファッション性をできるだけ妥協せずにミックスした、毎日の生活を快適で格好よくサポートするブランドです。」という感じだけど、僕が、1983年から18年間アウトドアウエアの物づくりをしてきた経験をベースに、普段着としてちょうどよくて、できるだけ長く着られる服づくりを目指している。僕たちは、いつも同じような服をつくっているように見えるかもしれないけど、見た目が変わらないようでちょっとアップグレードした素材を使ったり、ちょっとずつフィット感を変えたりと、時代に合ったちょうどいい服づくりを目指している。それは、やっぱり、あくまで服を着るひとが主人公で、服はひとをサポートする道具でありたいって思っているからだ。24SSのカタログは、レッドやグリーンのシーズンカラーとサマーダークのコアになるブラックを長谷川昭雄さんに表現してもらった。毎日の快適さとシーズンの新鮮な雰囲気を感じてもらえたらうれしく思う。
ONE OCEAN, ALL LANDS
本間永一郎 Founder / Managing Director
ストリートに共鳴。
1980年代、アメリカ西海岸のユースカルチャーで人気を博したジャケットをイメージ。特徴的なキャップショルダーは、ヨークの背面にベンチレーションをあしらうなど機能的なつくりに。リサイクルポリエステル65％・オーガニックコットン35％のウェザークロスに、環境にやさしい非フッ素系はっ水加工を施している。
Cadet Jacket [SUAS407] ￥46,200
S/S Polo Shirt [SUHS418] ￥18,700
nanamica Loopwheel COOLMAX Jersey Tee [SUHF377] ￥8,800
海に、日常に。
英国で親しまれるスポーツジャケットをベースに再構築したクルージャケット。防水透湿に優れた2層のコットン ツイル ゴアテックス ファブリクスを表地に使用した。ウエスト内側のインナーウィンドガードを使って、冷気の侵入も軽減できる。素材の異なるパンツやシューズを、ブラックでそろえてみるのも新鮮だ。
ゆったりとしたフィット感で、Aラインを描くバルマカーンコート。肩のなめらかな曲線も、一枚袖ならでは。大きめの襟、長めの着丈で、クラシックな雰囲気が魅力だ。表地は2層のコットン ツイル ゴアテックス ファブリクス。裏地のコットン／クールマックス®には、ブルーのハウスチェック柄があしらわれている。
GORE-TEX Balmacaan Coat [SUBF263] ￥121,000
すべてブラックで。
ウィメンズのバルマカーンコートは、ひざ下ほどの丈で、裾に向かって美しく広がるシルエットが特徴。生地はメンズ同様で、防水透湿の優れた機能を備え、急な天気や気温の変化にも対応できる。経糸と緯糸を違う色で染めて織ったツイルは、ほのかな光沢がエレガント。全身をブラックでまとめてみるのも楽しい。
GORE-TEX Balmacaan Coat [SUBF263] ￥121,000
海風を浴びても。
襟や袖のボリュームと、ショート丈の軽やかさが新鮮なバランス。マウンテンパーカをベースとして、ミリタリーウエアのディテールを取り入れている。フロントの打ち合わせを深くすることによって防風性も高めた。表地には、環境に配慮した素材を掛け合わせた糸で高密度に織り上げた65/35ウェザークロスを使用。
大切にしたい服。
ゆったりとしたフォルムで、風を受けて揺れ動くシルエットも美しいワンピース。独特のふっくらとした生地は、古いシャトル織機を使って、長い時間をかけて丁寧に織り上げられたもの。経糸には強撚糸、緯糸にはネップ糸を使い、素朴な味わいを残している。リラックスして過ごしたい休日にも、ぴったりな一着。
カバーオールのように、カジュアルに楽しめるクラブジャケット。その中に着たデニムジャケットは、1940年代に見られる簡素化されたデザインをベースにしながら、サイズ感にゆとりをもたせ、着丈はやや短めに。軽いうえに耐久性と速乾性を兼ね備え、自然な経年変化も楽しめるオリジナルのデニム生地を使用している。
Short Denim Jacket [SUAS402] ￥48,400
ずっと爽快。
思い切ったオーバーサイズで楽しみたいシャツ。オープンカラーとドロップショルダーの組み合わせに、リラックス感があふれる。やわらかくもコシのある生地は、キュプラとヘンプを掛け合わせたもので吸放湿性に優れる。コーチジャケットのように、ドローコードによって裾の広がりを調節することも可能だ。
鳥のような花と。
海風も心地よく抜けていく、しなやかでゆったりとしたドレスシャツ。1960年代につくられたドレスから着想し、襟や袖をアレンジ、ウエストを調節できるコードも加えている。服の上を舞うようなモチーフは極楽鳥花。薄暗い夜明けに照らされたその花をイメージし、看板のデザインなどを手がける上堀内浩平氏が描いた。
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Producer: Eiichiro Homma
Stylist / Creative Director: Akio Hasegawa
Photographer: Seishi Shirakawa
Hair and Make-up: Kenichi Yaguchi
Writer: Yasuyuki Takase
Translator: A&E Communications (Translation) Inc.
Graphic Designer: Hiroko Kobayashi
Printing Director: GRAPH
Editor: Hiroshi Kagiyama
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